

どの時間帯に沸き上げるのが一番省エネ?

エコキュートは昼間に沸き上げた方がいいって本当?

沸き上げ時間の設定方法がわからない!
このような悩みを持つ方も多いかもしれません。
この記事では、エコキュートをお得に使うための「おすすめの沸き上げ時間」や、「設定方法」をわかりやすく解説します。
最新の電力事情に合わせた節約方法をお伝えするので、ぜひ参考にしてください!
エコキュートでお湯を沸き上げる仕組みとは?
エコキュートは、ヒートポンプ技術を使い、空気中の熱を取り込んでお湯を沸かす給湯設備です。この技術により、少ない電力で効率よくお湯を作れます。
電気温水器が電気だけで加熱するのに対し、エコキュートは空気の熱を活用するため、消費電力は約1/3。結果として電気代の節約や環境への配慮にもつながります。
沸き上げ時間を見直し・変更するメリット

エコキュートは、夜間にお湯をまとめて沸き上げ、貯湯タンクにためておく仕組みの給湯器です。この設計は、もともとは「夜間は電力需要が少なく、電気料金が安い」という背景から来ています。
夜は家電や工場などの電力使用量が減ります。電力会社は、24時間稼働する原子力発電所で作られる電気を無駄にしないために、夜間の電気料金を安く設定するプランを提供していました。
しかし最近は太陽光発電の普及により、昼間に電気が余り始めています。そのため、夜間の電気料金が安くなるプランを廃止する電力会社が出てきました。
さらには、昼間の電気料金が安くなるプランを提供する電力会社も増えています。
昼間時間帯に電気代がオトクなプランの登場
九州電力を例に挙げると、昼間に太陽光発電の電気が余っているため、2024年4月1日から「おひさま昼トクプラン」という昼間の電力使用が割安になるプランの提供を開始しました。
このプランでは、電気の使用時間帯を10時〜16時にシフトすると、昼間に電力を多く使う家庭でも電気代を節約することができます。また、エコキュートの沸き上げ時間も昼にシフトすることが可能です。
ぜひご自宅の電気の使い方をこの機会に見直してみましょう。
今のライフスタイルに合った電気の使い方が可能
これまでの沸き上げ設定が、現在のライフスタイルに合わなくなっていることがあります。例えば、家族構成や働き方の変化により、電力使用パターンも変わります。
- 子どもが生まれた
- 在宅勤務が増えた
- 親との同居を始めた
このような場合、昼間に電気を多く使うようになります。もしも夜間時間帯の電気料金が割安になるプランのままだと、その分昼間の料金が割高であるため、非常に不経済になります。
こうした家庭では昼間の電気料金が割安なプランを選び、エコキュートの沸き上げ時間を含めた、電気の使用を日中メインにすると電気代を抑えられます。
定期的に電気料金や沸き上げ設定を見直し、現在の生活パターンに最適化することで、生活をさらに快適にできます。
太陽光発電は売電より自家消費がオトクな時代
近年、固定価格買取制度(FIT)の終了により、太陽光発電の売電価格が年々下がっています。その結果、発電した電気を電力会社に売るよりも、自分で使うほうがお得な時代となりました。
太陽光発電を導入している家庭では、昼間に発電した電気をいかに無駄なく活用するかが非常に大切です。
そこで、エコキュートの沸き上げ時間を昼間にシフトすることで、余った電力を無駄にせず使い切ることができます。
エコキュートは昼間時間帯に沸き上げると省エネ効果が高い理由

外気温が高いためエコキュートの熱交換効率が向上する
エコキュートは、空気中の熱を利用してお湯を作る「ヒートポンプ式」の給湯器です。昼間は外気温が高いため、熱交換が効率的に行われ、少ない電力でお湯を沸かせます。夜間の寒い時間帯に比べて電力消費を抑えられるため、省エネ効果が期待できます。
また、外気温が高いと、沸き上げ時間を短縮できることもメリットの一つです。
沸き上げから入浴までの時間が短く放熱ロスが減少する
昼間に沸き上げを行うと、夜にお湯を使うまでの時間が短くなります。そのため貯湯タンク内のお湯が冷めにくく、放熱によるエネルギーロスを減らすことが可能です。
さらにお湯が冷めにくい分、設定温度を低めにしても快適に使えるため、さらなる省エネが実現します。
沸き上げ時間を昼間に変更する方法

おひさまエコキュートの沸き上げ設定
「おひさまエコキュート」は、もともと主に太陽光発電の電力を使って効率的に稼働するよう設計されています。
細かい沸き上げ設定をする際は、まずは取扱説明書を確認することが必要です。「沸き上げをしない時間帯」を設定できる機能を利用すると、電気料金が高くなる時間帯に残湯量の不足で沸き上げてしまう事態を避けることができます。
リモコンだけでなく、スマートフォンアプリやIoTで昼間に沸き上げる時間を設定できる便利な機能を搭載した機種も販売されています。
従来型エコキュートの沸き上げ設定
おひさまエコキュート以外のエコキュートでも、ダイキン工業より販売されている「昼間シフト機能」が搭載されている機種であれば、沸き上げ時間帯を昼間へ簡単に移行できます。
昼間シフト機能が搭載されていない機種では、手動でリモコンや遠隔アプリから「沸き増し」をすることで昼間にお湯を作ることが可能です。
他にも現在時刻を「-8時間」などずらす方法で、沸き上げ時間を昼間にシフトすることもできます。しかし、時刻の計算を間違えると湯切れが発生したり、電気料金が大幅に増加するリスクがあるため、この方法はあまりおすすめできません。
ほとんどの従来型エコキュートは、夜間時間帯の電力を活用して沸き上げることを前提に作られているため、次回買い替える際にはぜひ「おひさまエコキュート」を検討しましょう。
ライフスタイルや時代の変化に応じてエコキュートの設定を見直しましょう!

エコキュートは、本来昼間の暖かい外気のもとで、その熱交換効率の高さを発揮します。それに加え、「エコキュート=深夜電力」という従来の常識は変わりつつあります。
太陽光発電を導入しているのであればなおさら、発電した電気で昼間に沸き上げをおこなわない手はありません。
ぜひ、電気料金プランやエコキュートの沸き上げ設定時間を見直してみてください。
エコキュートに関するご相談はファーストコールにおまかせください!
エコキュートの最適な使い方は、家庭ごとのライフスタイルや設備によって異なります。「設定を見直したい」「もっと節約できる方法が知りたい」など、お悩みがあれば、専門家に相談するのがおすすめです!
私たちは、お客様のライフスタイルや電気料金プランに合わせた最適な沸き上げ設定のアドバイスもおこなっています。
ご不明点やお困りごとがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。あなたにぴったりのエコキュートの使い方をご提案します!
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