エコキュートは停電中もお湯を使える?エコキュートの停電・断水時の対処法を解説!

給湯器を買うなら災害に強いものを選びたい!

口コミの意見はバラバラで給湯器選びの参考にしにくい…

結局、エコキュートは災害に強いの?弱いの?

こんなお悩みはありませんか?エコキュートの購入を検討している中で、エコキュートに否定的な意見を見聞きすると不安になりますよね。

エコキュートは災害にも強い給湯器!停電中でもお湯を使えます。この記事では、エコキュートを使用するうえでの停電への対処法や、停電時にお湯を利用する際の注意点などをわかりやすく解説いたします。

エコキュートの中でも災害に強い機種の選び方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

エコキュートは停電時もお湯が使える!

エコキュートは、1日に使用するお湯を、まとめて沸かしてタンクに貯めておく「貯湯式」の給湯器です。そのため、停電すると新たにお湯は沸かせないものの、タンクに貯まっているお湯は使用することができます。

通常時、エコキュートのタンクのお湯は使用した分だけ給水されるため、タンク内は常にお湯で満たされています。

つまり、運悪く沸き上げ前に停電や断水が起きても、長時間の停電でタンク内のお湯が冷めてしまっても、生活用水として使用可能です。

容量370Lのタンクであれば、ペットボトルで換算すると約185本分もの備蓄ができていることになります。これは瞬間式のガス給湯器にはない、大きなメリットと言えます。

シャワーや蛇口からお湯を出せる

断水していなければ、停電中でもシャワーや蛇口からお湯を出すことが可能です。ただし、電気を使用する「給湯温度の調節機能」が働かないので、火傷に気をつけましょう。

停電時には、いきなり蛇口レバーをお湯側に全開にするのではなく、まずは慎重に温度を確かめながらお湯を出すようにしましょう。

また、電気を使用する「リモコンからの給湯温度の調節」や「自動湯はり」の機能はご利用いただけません。タンクにお湯がたまっていなければ水しか出ないこともありますので覚えておきましょう。

シャワーや蛇口からお湯を出せないケースも

残念ですが、すべてのご家庭でシャワーや蛇口からお湯が出るわけではありません。いざというときに慌てないように、シャワーや蛇口からお湯を出せないケースも把握しておきましょう。

ケース(1)​​停電時の給湯に対応していない型式

エコキュートの中には、停電時の給湯に対応していない型式もあります。これからエコキュートの導入を検討している方は、停電時もシャワーや蛇口から給湯できる型式のエコキュートを選択すると便利でしょう。

ケース(2)停電と断水の同時発生

エコキュートは、蛇口をひねると水道管からの給水圧力によってタンク内のお湯が押し上がり、蛇口などから給湯される仕組みです。そのため、断水中はシャワーや蛇口から湯水を出すことはできません。

ケース(3)ポンプを使用して給水している集合住宅など

集合住宅など各住戸に水を押し上げているポンプが停電により停止した場合、断水と同じ状態になるため、シャワーや蛇口からは給湯できません。

貯湯タンクから直接お湯を取り出すことも可能

貯湯タンク内のお湯は、本体の「非常用取水栓」から直接取り出すことが可能です。シャワーや蛇口からお湯が出ない場合は、非常用水栓を使用しましょう。

貯湯タンクからお湯を取り出す操作手順

貯湯タンクから取り出したお湯を受けるために、バケツなどを用意してから作業を始めます。エコキュートの貯湯タンクからお湯を取り出す操作の流れは以下の通りです。詳細はご利用のエコキュートの取扱説明書を必ずご確認ください。

  1. タンクに脚部化粧カバーが付いている場合は取り外す
  2. 漏電遮断器(電源)を下げて「切」にする
  3. 給水配管止水栓を閉じる
  4. 逃し弁レバーを上げる
  5. 非常用取水栓を開いてお湯をバケツに受ける
  6. 必要な分のお湯を取り出したら非常用取水栓を閉じる
  7. 逃し弁レバーを下げる

タンクから直接お湯を取り出した場合、断水が復旧したら、取扱説明書にしたがってタンクを満水にしてください。

貯湯タンクのお湯を使用するときの注意点

タンク内のお湯は高温の場合がございます。取り出すときや使用するときは火傷に十分な注意が必要です。 

タンク内のお湯は、沸かす過程で塩素が取り除かれ、水道法に定められた飲用としての水質基準を満たしていない可能性があります。

お皿を洗う、体を拭くなどの生活用水として使用してください。やむを得ず飲用とする場合は、必ず煮沸してからお飲みください。

停電したときの対処法

エコキュートのスイッチをオフにする

停電時は、安全のためにできる限りエコキュートのスイッチをオフにするよう、エコキュートメーカーにより推奨されています。

停電と断水が同時に発生したときの対応

工事や災害で断水すると、水道管の水に泥や砂利が混入することがあります。エコキュートのタンク内まで泥や砂利が入りこまないよう、以下のような対策が必要です。

  1. 貯湯タンクの取水窓を開ける(取水窓がない型式は脚部カバーを取り外す)
  2. 給水配管止水栓を閉じる
  3. 室内の混合水栓のレバーを水側にして蛇口を閉めておく
  4. 断水復旧後に混合水栓のレバーを水側にした状態で水を流す
  5. 水に泥や砂利などの汚れが混入していないのを確認する
  6. 給水配管止水栓を開けて元の状態に戻す

停電が復帰したときにおこなうこと

エコキュートの時刻設定が正確かリモコンを確認する

リモコンにはリチウム電池が内蔵されているため、停電が発生しても、給湯温度や沸き上げモードなどの設定は保持されます。 

しかし、まれに設定がリセットされてしまうこともあるので、停電復旧後はリモコンの時刻などが正確であることを確認しましょう。

停電復旧後に、表示されたエラーコードを自分で解消できなかった場合や、リモコン画面に何も表示されない場合は専門業者へ修理依頼をしましょう。

復旧してもお湯が出ない場合

停電復旧後もお湯が出ない場合、よくある原因は以下のようなことです。対処してもお湯が出ない場合、専門業者に修理をご依頼ください。

原因対処法
リモコンの時刻がずれている当日は沸き増しで対応して正しい時刻に設定
沸き上げ時間中に長時間停電した沸き増しで対応
断水が発生している給水配管止水栓を閉めて取扱説明書通りに対応
エコキュートの故障専門業者に修理依頼

エコキュートで停電に備えよう

台風や計画停電など、事前に停電が予測できるときは、入浴や洗い物を早めに済ませ、沸き増しをして多めにお湯をつくっておくと安心です。

タンクにたっぷりお湯を準備しておけば、停電が長時間続いても快適に生活できます。

エコキュートなら停電や断水時も安心!

エコキュートは、停電中でもお湯を使える災害に強い給湯器。常にタンク内の大量な湯水を備蓄できているため、断水時も安心です。

エコキュートの導入や買い替えを検討中の方は、気象警報が発令されると自動沸き上げを行う「エマージェンシー沸き上げ機能」を搭載の機種、停電時も蛇口やシャワーといった室内からお湯を出せる機種をお選びいただくと安心です。

ファーストコールでは、数あるエコキュートの中から、お客様のライフスタイルやご予算に合わせた商品選びのお手伝いをいたします。まずは、お気軽にお問い合わせください。

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