エコキュート×太陽光発電の連携がお得!太陽光の力でエコキュートの節約効果を最大限に

省エネに効く住宅設備として、大注目の「エコキュート」と「太陽光発電」。
大きな額の設備投資となるため、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、エコキュートと太陽光発電の連携を検討している方に向けて、以下のような疑問にお答えしていきます。

太陽光発電が最注目されているのはなぜ?

エコキュートと太陽光発電を連携するメリットを知りたい!

エコキュートだけじゃ節約にならないの?

この記事を読めば、最新の電力事情やお得なエコキュートの使い方がわかります。

太陽光発電は自家消費の時代へ

これまでは「売電」が太陽光発電の主流だった

太陽光を利用して発電した電力の主な利用方法が「売電」であった背景には、固定価格買取制度(FIT)があります。

固定価格買取制度(FIT)とは、再生可能エネルギー(太陽光など)で発電された電力を、国が決めた単価で一定期間電力会社が買い取ることを義務づけた制度です。

この制度がスタートした当初、一般的には、太陽光で発電した電力の売電価格は、電力会社から購入する価格よりも高額でした。

しかし、固定価格買取制度(FIT)に基づく買取期間の売電単価は年々減額傾向にあります。そのため、売電よりも自家消費を優先する傾向が高まっています。

一般家庭で設置する太陽光発電の容量「10kWh未満」の区分における売電価格の推移は以下の通りです。

年度売電価格 (円/kWh)
2012年度42円
2024年度16円
2025年度15円
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 FIT・FIP制度 買取価格・期間等

今は「自家消費」メインが経済的の時代へ

電気料金が高騰している現状では、売電よりも自家消費がより経済的であるという考え方が広まっています。

一般的に、固定価格買取制度(FIT)の適用期間が終了すると、売電価格は減少します。そして、地域や電力会社、契約プランによって異なるものの、売電価格は買電価格よりも低い傾向です。

電気料金が高騰している今、自家発電した電気を自家消費で使い切ることが、電気代を節約する最善の方法となります。

エコキュートと太陽光発電は相性バツグン!

「エコキュート」と「太陽光発電」は、お互いの特性を最大限に活かすことができる組み合わせです。

太陽光発電は昼間の太陽の光を利用して発電するため、蓄電池を設置しない場合、太陽光で発電したその時(昼間)に電気を直接消費しなければなりません

一方エコキュートは、外気温が高い時間帯(昼間)に、より効率的に熱を回収することができる仕組みです。

したがって、太陽光で発電した電気を利用してエコキュートで昼間に沸き上げを行うことで、エネルギーを効率的に自家消費することができます。

おひさまエコキュート(昼間沸上げ形家庭用ヒートポンプ給湯機)もオススメ 

「おひさまエコキュート」は、太陽光で発電した電気を活用し、主に昼間にお湯を沸かす設計のエコキュートです。

その省エネ性から、「おひさまエコキュート」は補助金の要件が緩和されており、2025年度の目標基準を満たしていないものも対象となっています。

現在受け付けている給湯省エネ2024事業では、要件を満たすエコキュートの導入に対して、8万円〜13万円の補助金が提供されています。この機会に、ぜひご検討ください。

エコキュートと太陽光発電の組み合わせがオトクな理由

気温が高い昼の沸き上げで消費電力削減

エコキュートは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ」の仕組みを利用しています。そのため、一日のうちで温度が高い昼間の時間帯に沸き上げを行うと、消費電力を大幅に削減できます。

エコキュートに貯めているお湯の放熱ロスが少ない

太陽光発電が行われる昼間に沸き上げると、前の夜に沸かすよりも使用するまでの時間(主に入浴)が短いため、タンクに貯めているお湯の放熱ロスを抑えることができます。

太陽光発電の電気を有効に自家消費できる

太陽光発電は昼間に最も発電量が多いため、同じ時間帯に家庭内で最も電気消費量の多いエコキュートの沸き上げを行うことで、電気を無駄なく有効に自家消費できます。

エコキュートは太陽光発電を導入していなくてもメリット大!

昼間に電気代が安いプランが新登場

太陽光発電などの再生可能エネルギーの供給の増加により、電力の供給と需要のバランスを取る目的で、昼間の電気料金が安いプランを提供する電力会社が増えてきました。

例に、九州電力で2024年4月1日より開始された「おひさま昼トクプラン」を紹介します。

電気料金の比較

出典:九州電力 資料「おひさま昼トクプラン」の概要について

上記は、エコキュートを使用するオール電化の4人住まいを想定した、トータルでかかる電気料金の試算です。電化でナイト・セレクトプランで夜間に沸き上げるより、おひさま昼トクプランで昼間に沸き上げを行う方が、月額で約420円割安となります。

これだけ見ると、そう節約効果がないように感じるかもしれません。しかし、ライフスタイルの自由度が上がるという大きなメリットもあります。

電気料金が割安な時間帯の比較

おひさま昼トクプラン

区分単位料金単価(円)
電力量料金おひさまタイム(10時〜16時)夏冬1kWh13.47
春秋1kWh12.37
シフトタイム(8〜10時、および、16時〜18時)夏冬1kWh35.02
春秋1kWh31.84
だんらんタイム1kWh18.37
※春・秋とは、3/1~6/30および10/1~11/30

電化でナイト・セレクト(お得な夜間時間帯を3パターンから選択できます。)

区分単位料金単価(円)
電力量料金平日昼間夏冬1kWh27.63
春秋1kWh24.74
休日昼間夏冬1kWh22.01
春秋1kWh18.61
夜間(1)電化でナイト・セレクト21   21時~翌7時(2)電化でナイト・セレクト22   22時~翌8時(3)電化でナイト・セレクト23   23時~翌9時1kWh14.59
出典:九州電力公式ホームページ

電化でナイト・セレクトのプランでは、電気料金が安い時間帯は早くても21時からです。しかし「21時からの家事は遅すぎる」と感じる方も多いでしょう。

とくに小さいお子様や高齢のご家族がいる世帯は、電気料金が割高な時間帯が少ない、おひさま昼トクプランが便利です。

各々が本来のライフスタイルに合った電気料金を選べるようになったことで、エコキュートの沸き上げを昼間にシフトしやすくなりました。

エコキュートは夜間時間帯に沸き上げてもやっぱりオトク

エコキュートは、太陽光発電との連携や昼間の沸き上げをしないとしても、省エネ性能に優れた給湯器です。電気消費量は電気温水器の約1/3しかありません。

そのため、日中は不在で電気を使用するのがメインの場合、夜間に沸き上げを行う一般的なエコキュートの使い方がライフスタイルに最適な選択肢と言えるでしょう。

エコキュート✕太陽光発電が向いているのはどんな人?

エコキュートと太陽光発電の連携したほうがオトクな人

電気の消費量が多い人

ファミリー世帯やオール電化住宅に住んでいる人は、太陽光で発電した電気を余さず消費できるため、エコキュートと太陽光発電の組み合わせはお得です。

日中に在宅する人

普段から日中に在宅する家族がいる場合、昼間つくった電気をエコキュートの沸き上げ以外でも無駄なく消費できるので最適です。

太陽光発電の設置を検討している人

太陽光発電と省エネ性能が高いエコキュートの組み合わせで、節約効果を高めることができます。

FIT(固定買取制度)が終了する人

 FIT(固定買取制度)が終了する人は、自家消費が経済的に有利です。

エコキュートだけでも十分な人

太陽光発電は初期費用が高額であるため、日照条件や立地条件などを考慮した上での検討が必要です。そのため、初期費用を抑えたい場合や、すぐに節約効果を実感したい場合は太陽光発電の導入を見送ることも合理的でしょう。

エコキュート✕太陽光発電の連携・エコキュート選びに迷ったらファーストコールへお気軽にご相談ください

エコキュートと太陽光発電の連携は、エネルギー効率や節約効果を最大限に引き出す組み合わせです。

とはいえ、エコキュートは省エネ性能が高いため、たとえ太陽光発電と連携しなくても各家庭にとってお得な給湯器と言えます。あなた自身のライフスタイルやニーズに合った最適な商品を選びましょう。

​​ファーストコールでは、お子様の成長や家族構成の変化を見越したエコキュート選びのお手伝いや、エコキュート補助金についてのご相談を受け付けています。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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