エコキュートの設置する場所はどこがいいの?
うちは狭いからエコキュートの設置に必要なスペースが気になる!
お隣からどれくらい離せばうるさくないかな?
エコキュートの導入をお考えの中、このようなお悩みはありませんか?この記事では、エコキュートの導入を検討している方に向け、エコキュートの設置場所について詳しく解説します。
この記事を読めば、エコキュートの設置に必要なスペースや最適な設置場所、設置場所を選定するときのポイントなどがわかります。ぜひ、参考にしてみてください。
設置場所のスペースにあわせて貯湯タンクを選べます
エコキュートの設置場所は、給湯効率や静音性に大きな影響を及ぼします。そのため、エコキュートを導入する際には、設置場所を優先して貯湯タンクのタイプを選ぶのがおすすめです。
近年、多様化する消費者のニーズに応え、各メーカーがさまざまな形状・サイズの貯湯タンクを販売しています。スペースの制約でこれまでエコキュートを設置できなかったご家庭にも、選択肢が広がりました。
エコキュートの設置スペース目安・オススメの設置場所
エコキュートを設置する際には、周辺スペースの確保が重要です。エコキュートの正常な運転と安全のためには、据付説明書に記載されている各機種に設定された最低限のスペースを空けて設置しなければなりません。
ここでは、エコキュート選びに役立つ形状タイプごとのおおまかな寸法と、おすすめの設置場所を紹介します。
ヒートポンプユニット
メーカー | 幅 (mm) | 奥行 (mm) | |
パナソニック | 799(867) | 299(332) | |
三菱電機 | 870 | 301 | |
ダイキン工業 | ネオキュート | 675(+50) | 284 |
ネオキュート以外 | 825(+74) | 300 | |
コロナ | 900 | 300 |
※幅の()内サイズは配管カバー、奥行の()内サイズは吹出グリルを含んでいます。
ヒートポンプユニットは通常、屋外に設置されます。これは、熱交換により排出された冷気が周囲にとどまらず、効率的に放出されるようにするためです。
冷気が滞留すると、エコキュートの効率が低下する可能性があります。そのため、ヒートポンプユニットの設置場所として、通気性の良い庭やベランダが適しています。
角形タイプの貯湯タンク
メーカー | 幅 (mm) | 奥行 (mm) |
パナソニック | 600 | 680 |
三菱電機 | 630 | 760 |
ダイキン工業 | 630 | 730 |
コロナ | 630〜700 | 730〜795 |
角型は、エコキュートのスタンダードな形状です。ご自宅にスペースの余裕があれば、流通量が多く、比較的手頃な価格で購入できる角形タイプがおすすめです。
バリエーションが豊富なので、家庭のニーズに合った機能や性能を選びやすいのが大きなメリットです。
薄型タイプの貯湯タンク
メーカー | 幅 (mm) | 奥行 (mm) |
パナソニック | 1,078 | 440 |
三菱電機 | 1,120 | 430 |
ダイキン工業 | 1,075 | 438 |
コロナ | 1,090 | 450 |
薄型タイプの貯湯タンクは、狭い通路やバルコニーなどにも収まりの良い形状です。見た目がスタイリッシュで目立ちにくいデザインの機種も販売されています。
スペースが制限されている状況であっても、メンテナンスに必要な空間をを確保しやすい形状です。
コンパクトタイプの貯湯タンク
メーカー | 幅 (mm) | 奥行 (mm) |
パナソニック(スリムコンパクト) | 440 | 560 |
三菱電機(コンパクトエコキュート/エコキュートライト) | 430 | 630 |
ダイキン工業(ネオキュート) | 630 | 730 |
コロナ(省スペース・スリム) | 630 | 730 |
コンパクトタイプの貯湯タンクは、マンションのパイプスペースなどの狭いスペースにもフィットします。
幅も奥行きもコンパクトな設計になっているため、搬入経路が狭い場所や奥まった場所でも設置が容易です。
エコキュート設置場所の注意点
エコキュートの貯湯タンクは重量があるため、コンクリートを打って地盤を補強する基礎工事が必要です。そのため、貯湯タンクは一度設置すると、簡単に場所を変更することはできません。慎重に設置場所を決めましょう。
以下に、エコキュートの設置場所を決める際の注意点を挙げます。
浴室との距離をなるべく近くする
エコキュートの設置場所から浴室など給湯場所までの距離が長いと、配管の放熱ロスが大きくなります。
せっかくの省エネ効果が低下してしまうので、エコキュートの配管距離がなるべく短くなる場所に設置しましょう。
メンテナンスのためのスペースを確保する
エコキュートのメンテナンスには、適切なスペースの確保が重要です。周囲のスペースが不足していると、修理や点検が困難になり、給湯効率や安全性に影響を及ぼす可能性があります。
とくに、緊急時やメンテナンスのために必要となる「給水配管専用止水栓」の位置は、操作しやすい位置に設置することが推奨されます。
低周波音が反響するほど狭いスペースは避ける
低周波音は極端に狭いスペースで反響しやすくなる傾向があります。そのため、低周波音の発生源であるヒートポンプユニットの周囲には、なるべく広いスペースが必要です。
また反響の度合いは、ヒートポンプユニットの近くにある塀や壁などの障害物の材質によって異なります。
ヒートポンプユニットを隣家や寝室から離す
エコキュートは、主に深夜から早朝にかけて沸き上げを行う給湯システムです。周囲が静かな就寝時間帯であるため、運転音が気になるケースもあります。
睡眠の妨げや騒音トラブルを未然に防ぐために、ヒートポンプユニットの設置場所は、隣家や寝室から極力離して設置するようにしましょう。とくに、窓や通風口は音が侵入しやすいので要注意です。
具体的にどのくらい隣家と離せばいいかは周囲の状況によって異なるため、エコキュートの専門業者に現地調査を依頼しましょう。
マンションのエコキュート設置場所
エコキュートの設置は、マンションの規約により制限されている場合があります。設置前に必ず管理会社や管理組合にご相談ください。
また集合住宅では、階下への水漏れを防ぐための対策が必要です。万が一に備え、水漏れトラブルが発生したときに給水を自動的に停止する「エマージェンシーストップ」機能が搭載されているモデルを選びましょう。
ベランダ
ベランダにヒートポンプユニットを設置する際には、隣接する住戸への音や振動の影響を最小限に抑えるために、防振ゴムを敷くなどの対策をとることをおすすめします。
また、貯湯タンクを2階以上のベランダに設置する場合は、地震の影響を考慮する必要があります。転倒防止に金具で貯湯ユニットの上部も固定するといいでしょう。
パイプスペース
ヒートポンプユニットと貯湯ユニットは、別々に設置することも可能です。パイプスペースを貯湯ユニットの設置場所として有効活用できれば、ベランダを広く使えます。
設置場所のご相談はエコキュート設置の実績豊富なファーストコールへお気軽にどうぞ!
エコキュートの設置場所を決める際のポイントをまとめると、以下の通りです。
- スペースに不安がある場合は「薄型」や「コンパクト型」のエコキュートを検討しましょう。
- 騒音トラブルを未然に防ぐために、隣地との距離や周辺環境に十分配慮しましょう。
- 設置場所を決める際には、事前にエコキュート専門業者の現地調査を受けましょう。
私たちファーストコールでは、さまざまな種類のエコキュートを取り揃えています。専門スタッフが、あなたのご家庭にぴったりなエコキュートをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
\福岡県・大分県・熊本県・佐賀県・長崎県・宮崎県・鹿児島県・山口県・広島県に対応!/