

エコキュートを設置したいけど、お得に買える方法はないのかな?

国からの補助金が受けられるって聞いたけど、本当かしら?

エコキュートの補助金申請は、どうすればいいんだろう?
このような疑問をお持ちの方に向け、エコキュート導入の補助金について解説します。国も推進する事業の1つとして、2025年もエコキュートの導入に関する補助金の実施が正式に発表されました。
注目のエコキュート補助金について、2025年1月時点で発表されている内容をもとに、制度の概要や対象機種、具体的な補助金額を紹介します。補助金を利用してエコキュートの新設や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
エコキュート補助金とは

「エコキュート補助金」は、経済産業省が中心となって進める「給湯省エネ2025事業」の一環です。条件を満たしていれば、エコキュートの新設や買い替えに国からの補助金が支給されるため、エコキュートを検討中の方にとって心強い制度です。
【2025年版】エコキュート補助金の内容は?

2025年版のエコキュート補助金について、気になる内容を詳しく見ていきましょう。
対象となる給湯設備
給湯省エネ2025事業では、エネルギー効率の良い「高効率給湯器」を対象に補助金が支給されます。対象となる設備は、以下の通りです。
名称 | エネルギー源 | 特徴 |
ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | 電気 | 電気でお湯を沸かし、貯湯タンクに溜める |
ハイブリッド給湯機 | 電気・ガス | 電気で沸かしたお湯を貯湯タンクに溜め、タンク内のお湯がなくなるとガスでお湯を沸かす |
家庭用燃料電池(エネファーム) | ガス | 水素と酸素を利用して発電。発電時に発生する熱を使ってお湯を沸かす |
参考 | 経済産業省「⾼効率給湯器導⼊促進による家庭部⾨の省エネルギー推進事業費補助⾦の概要(予定)令和6年11月29日」
高効率給湯器の中でも特に普及しているのはエコキュートで、2023年には累計出荷台数900万台(※1)を突破したと発表されました。しかし環境省の調査(※2)によると、戸建て・集合を含めたエコキュートの使用率は全体の14.5%。戸建て住宅に限った場合の使用率は24.1%ですが、集合住宅では普及しておらず、全体のわずか3.3%しかありません。
ガス給湯器や風呂がまの戸建て・集合を含めた全体の使用率は、62.6%。集合住宅では特に高く、全体の77.9%と8割近くを占める結果です。一般家庭におけるエネルギー消費量の3割を給湯が占めていることからも、高効率給湯器への買い替えを促す補助金制度が実施されています。
参考
※1 一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター「家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機”エコキュート”の累計出荷台数900万台突破について」
※2 環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査 | 家庭のエネルギー事情を知る | 給湯機器について」
主な補助金額
給湯省エネ2025事業で、エコキュートに対して支給される補助金は以下の通りです。
ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | ||
補助金額 | 基本額 | 6万円/台 |
A要件 | 10万円/台 | |
B要件 | 12万円/台 | |
A要件およびB要件を満たすもの | 13万円/台 |
参考 | 経済産業省「給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について」
補助額は定額で、どの機種のエコキュートを導入したかによってA要件・B要件、さらにAとBどちらの要件も満たすものに分けられます。
A要件とB要件の詳細は、以下の通りです。
A要件 | インターネットに接続ができるもの。翌日の天気予報や日射量の予報と連動し、昼間の時間帯に「沸き上げ」機能のシフトができる機種 |
B要件 | CO2の排出量が補助要件の下限機種と比べて5%以上少なく、2025年度の目標基準値+0.2以上の性能値を持つもの、またはおひさまエコキュート |
参考 | 経済産業省「給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について」
おひさまエコキュートとは、太陽光発電から得たエネルギーでお湯を沸かすエコキュートのこと。通常のエコキュートが主に夜間電力でお湯を沸き上げるのに対し、おひさまエコキュートは太陽光発電をもとに昼間に沸き上げるのが特徴です。
A要件とB要件どちらの条件も満たさない場合は、基本額の6万円/台が補助されます。購入の際は、検討中のエコキュートがどの要件に該当する機種なのか、しっかりと確認しておきましょう。
設備導入と同時に撤去する場合の加算額
エコキュートの新規導入に伴って蓄熱暖房機や電気温水器を撤去する場合は、さらに補助金が加算されます。
- 蓄熱暖房機を撤去する場合:8万円/台(上限2台まで)
- 電気温水器を撤去する場合:4万円/台(補助金を受ける台数まで)
たとえばA要件を満たすエコキュートを導入して電気温水器を撤去する場合、最大17万円が補助されます。
ただし、エコキュートからエコキュートへの買い替えによる撤去は、加算対象外です。あくまで高効率給湯器の普及を促すための補助金ですので、注意しましょう。
エコキュート補助金の申請方法

エコキュート補助金の交付申請は、基本的にエコキュートを設置する業者が行います。
ただし2025年1月時点で、申請方法の詳細はまだ公表されていません。申請方法が決まり次第、経済産業省公式ホームページなどでの発表が予想されますので、情報の更新を待ちましょう。
エコキュート補助金を2025年に利用する際の注意点

エコキュート補助金を利用するときは、いくつか注意点があります。2025年版の補助金を利用してエコキュートを導入したい方は、特に参考にしてください。
早めに受付終了する可能性がある
エコキュート補助金を含む給湯省エネ2025事業は、全体の予算が決められた事業です。補助金交付の申し込みが殺到し、予算の上限に達した場合は、年内の早い段階で終了する可能性もあるでしょう。
2024年に実施されていた給湯省エネ2024事業は、2024年11月30日で交付申請の予約受付を終了しています。予約受付の終了は事前に告知され、2024年11月22日以降に工事着手した案件も2025事業に引き継ぐと発表されたため、早期終了に伴う大きな混乱はありませんでした。
今後も同じような対応になるとは限らないため、2025年にエコキュートの導入を予定している方は、早めの検討をおすすめします。
「給湯補助事業者」に依頼する
これまでの給湯省エネ事業に共通しているのが、あらかじめ登録を受けた補助事業者からの申請でないと、申請が受け付けられない点です。現段階で、今後の申請に関して正式な発表はされていませんが、2025事業も同じ仕組みで実施される可能性があります。
エコキュートの購入で補助金を利用する場合は、登録された給湯補助事業者に依頼しましょう。
必要な書類はあらかじめ用意しておく
2025年1月時点で、申請受付時期はまだ発表されていません。2024年度は2024年3月29日に受付開始であったことから、同じような時期での受付開始が予想されます。これまでの申請では、住民票の写しや運転免許証の写しといった工事発注者の本人確認書類が必要とされたため、申請時にすぐ提出できるように準備しておくとよいでしょう。
2025年は補助金を利用してエコキュートの新規設置や買い替えをしよう!

エコキュートを導入するなら、国からの補助金が受けられる2025年はまたとないチャンス!エネルギー効率の良いエコキュートは、光熱費の削減も期待でき、災害時には非常用水の備蓄としても活躍する頼りになる設備です。
エコキュート補助金を利用して2025年に購入を検討中の方は、ぜひ当社にご相談ください。2024年事業でも登録を受けた住宅省エネ支援事業者として活動してきました。はじめてのエコキュート購入に不安がある方も買い替え検討中の方も、経験豊富なスタッフが丁寧にご案内しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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